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フェイファー ツェリザカ 柊かがみに支給された。 オーストリアのフェイファーアームズ社が開発したハンティング用のシングルアクション式リボルバー銃。 全長55cm・重量6kg。 弾丸は象狩り用のライフル弾である.600NE(Nitro Express)弾を使用。 世界最強の拳銃とも呼ばれるが、その重量ゆえもはや拳銃ではないという意見もある。 あまりに重いので、支え無しではろくに狙いをつけることすらできないとも。 実用性を度外視して『世界最強のリボルバー』の名を追い求めた、男のロマン溢れるイロモノ銃である。 全長:550mm 重量:6.0kg 装弾数:5発 一挺二百万円、弾丸も六発で百万円と、お値段も超常の値である。
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つかさのその一言は、私が知らなかったかがみの一面を垣間見る事になったのと同時に、私の中にあった『柊かがみ』という存在が、独り歩きを始めて、私の手の届かない所に行ってしまうという事を認識させるに十分な物であった。 「お姉ちゃんの初恋の相手はね、けんちゃんだったんだよ」 「ふとしたことで~実った想い、叶わぬ気持ち~」 10月に入って、茹だる様な暑さもようやく遠ざかり、ほんの少しの肌寒さを感じながらも、恐らくこの頃が最も過ごしやすい季節なのだろうと思いながら、私は変わらない日常を消化している。 いや、変化はあったか。 改編期だから、テレビ欄を見れば深夜アニメは軒並み『新』のマークが付いてるし、それを全てチェックして当たり外れを判断しなきゃならないから、私の夜更かしは半ば徹夜状態と化している。 でも、それだけじゃないんだよね…。 私の周囲で起きたもう一つの変化は――。 「おっす、かがみにつかさ。元気にしてたか?」 「あ、けんちゃん。お久しぶり~」 「久しぶりって、つかさ…。先週も会ったばかりじゃないの」 「え、そ、そうだったっけ?」 「ははは。まぁ、先週までは2、3日に一回ぐらいのペースで会ってたから、その基準で行けば久しぶりにはなるよな」 「……」 もう一つの変化。それは、あの日に私とかがみが偶然出会った「けんた」という男の子が、私達の日常にちょくちょく顔を出すようになった事であった。 そして、そのもう一つの変化が、私の憂鬱感を日に日に煽る結果に繋がっていた。 彼らはあまりにも仲が良すぎるのだ。 私が付け入る隙もないぐらいに。 7年のブランクがあったとはいえ、元々10年以上の付き合いがあった彼に対して、私はわずか1年ちょっとの付き合いしかないのだから、端から見れば仕方の無い事なのかもしれない。 だけど、彼と話をしている時のかがみの顔は、どう贔屓目に見ても私と話している時よりも良い顔をしている。 私には、それがどうしても悔しくてならなかった。 § この数週間で色々と分かった事がある。 私と彼は、意外と似ている部分が多いということ。 …そして、そのどれをとっても、私は彼には敵わないということだ。 まず、彼は私ほどではないとはいえ、私と同じような趣味をしている。つまり、オタクなのだ。 最初に出会ったときの「百合」発言から、漠然と自分と同じ匂いがするとは思っていたけれど、まさか、かがみが趣味としてラノベを読むようになったのは、彼がそうした本を紹介したのがきっかけだったという事を知った時には、本当に驚きを隠せなかった。 ゲームの腕前も相当な物だった。 この間、私がかがみの家に遊びに来ていた時に、彼が突然訪問して来て、その時に私がやっていた格闘ゲームに興味を持った。 私はここで彼を打ち負かしてかがみに良い所を見せようと、軽い気持ちで対戦しようと誘ったのだが、結果は私のストレート負け。 涼しい顔で流れるようなコンボを私に叩き込む彼の姿を見て、かがみはおろか、こういうゲームに疎いつかさまでもが「けんちゃん凄いね~」という称賛の声を挙げたのだから、私はゲームだけじゃなく、リアルの方でも大きなダメージを受ける事になったのだった。 ――そして、私が彼に対して敵わないと感じる最大の理由が、つかさがさりげなく私に教えてくれたあの一言だったのだ。 基本ステータスからして相当な差が付けられている上に、こっちは同性同士という致命的なハンデ付き。 これがゲームだったら、「それなんて無理ゲ?」の領域だ。 既にこの時の私は、どうしてあの日にかがみをアキバに連れて行ったのだろうと深く後悔し始めていた。 …でも、そう気づいた時にはもう手遅れだったんだよね…。 § その日の放課後、私達はいつものように四人揃って一緒に下校していた。 いつもと違う点といえば、つかさが先程から分かりやすいぐらいにそわそわしている事ぐらいだろうか? 「どうかされましたか? つかささん。先程から妙に落ち着かないご様子ですが…?」 さすがにつかさの異変に全員が気づいていたのだろう。先手を切って、みゆきさんがつかさに話しかける。 「えっ!? べ、別になんでもないよ~」 口ではそう言っているけれど、みゆきさんに話しかけられた時のビクッとした様子からして、どう考えても普段通りのつかさには見えない。 「つかさ、どうしたのよ? さっきから本当にそわそわしたままだけど、何かあったの?」 「ほ、本当になんでもないんだって、お姉ちゃん」 かがみに声をかけられたつかさは、みゆきさんの時よりも挙動不審な様子を見せていたが、本人が「なんでもない」と言っている以上、あまり過度の詮索は出来ない。 結局、その時は三者三様に歯切れの悪い感覚だけが残る事になったのだけど、まもなくして、その理由を知る事になるのだった。 「かがみ」 スクールバスを降り、今朝利用した、糟日部駅の西口に戻ってきた私達の前に現れたのは、あの“彼”だった。 その身なりは、学校帰りのブレザー姿で、ヘルメットをもっている所を見ると、学校が終わってすぐに傍にあるバイクに跨って、大急ぎでここまでやって来たのだろう。 「あ、けんた。こんな所で会うなんて偶然じゃない」 「いや…。今日はかがみに話があって、ここまで来たんだ」 「えっ…?」 周囲に妙な緊張感が走る。 「ここじゃ難だから、場所変えていいか?」 「…つかさと一緒に行けば良いの?」 「いや、二人きりで話がしたいんだ」 「……わかった。つかさ、悪いけど先に帰っててくれる?」 「うん。わかったよ」 そうかがみに答えるつかさは、既に落ち着きを取り戻していた。 私はというと、そんなやり取りを交わし、この近くにある複合施設のある方角へと歩いて行く二人を、黙って見送る事しか出来なかった。 § 「実は、2、3日前にけんちゃんから相談されたんだよ。お姉ちゃんの事が好きなんだけど、どうしたら良いと思うって」 あの後、何となくこのまま解散するのが憚られた私達は、駅からすぐ近くのカフェに入って事の真相をつかさから聞く事になった。 当のつかさはというと、既に二人の仲が上手く行くと確信でもしているのだろうか、安堵の表情が混じった満面の笑みを浮かべて、私達に説明をしている。 「告白のプランはね、駅の前でお姉ちゃんを待ってたらどう? って私が提案したのをけんちゃんが採用したんだよ~」 「まあ、そうだったんですか」 「…でも、いくら相手が初恋の相手だったからって、今のかがみがその告白を受けるかどうかなんて分かんないじゃん…」 つかさもみゆきさんも微笑みあってる中で、自分自身に鏡を向ければ、きっと今の私はしかめっ面をした状態で喋っているに違いない。 「えっ? だ、大丈夫だよ! 妹の私から見ても、お姉ちゃんはまだけんちゃんの事が気になってる様子だったし…」 私の空気の読めてなさそうな発言に対して、つかさは私に対して嫌な顔を見せるどころか、軽くうろたえた様子でそう返答してきた。 …つかさに当たっても、仕方がないじゃん。私…。 頭の中でそう必死に言い聞かせているのに、私の心は荒れに荒れていた。 その時、携帯電話特有の軽快な着信メロディが鳴り響いた。 つかさは咄嗟に自分の携帯を確認すると、「けんちゃんだ」と私達に伝えて、電話に出た。 私の緊張が臨界点に近づく。 「もしもし、けんちゃん? …うん。……うん。…ホント!? 良かったぁ~。今、ひょっとしてお姉ちゃんが断ったりしたら、どうしようって不安になってた所だったの。うん。それでね――」 ああ…。やっぱりそうなっちゃうのか…。 まぁ、こればっかりは仕方が無いよね…。 つかさの受け答えを聞いて、その結果が上手く行ったのだという事を認識した私は、自分自身でも不思議なぐらいその事実を淡々と受け入れていた。 確かに、ショックではあった。 でも、始めから叶わぬ恋だと自覚していたからだろうか、取り乱したり、嫉妬の炎に自分の身を焼き尽くされるような思いも感じる事無く、アクションゲームの強制スクロール面のように変わっていく様を、私はただ傍観者として眺めているだけであった。 この時はまだ幸せだったのかもしれない。 この時はまだ何も知らなかったから。 自分の想い人が、誰かの腕の中にいるという現実がどんなに辛いものなのか。 そして、自分の愛していた日常が、あんなに脆くて儚い物なのかという事も――。 崩れ始めたものへ コメントフォーム 名前 コメント (/ _ ; )b -- 名無しさん (2023-06-21 07 46 59) げん゛だぁぁぁぁおぁ -- 名無しさん (2010-09-02 02 41 04) 投票ボタン(web拍手の感覚でご利用ください)
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『Crazy☆Rendezvous ~クレイジー・ランデブー~』 「何考えているのよこなた、誘拐じゃないのこれは!!!」 高校時代からの親友である柊かがみが助手席で怒り狂っている。 状況を説明するとこうだ。 大学の夏休みに入り時間が出来た私・・・泉こなたは、現在 他大学の法学部に通うかがみと一緒に、私の家で泊まって 遊ぶこととなった。 「おーす、こなた。」 「かがみ、いらっしゃー。」 「ところでかがみ?今思い出したんだけど。 昔の子供って友達の家に行った時、『○○ちゃん遊ぼー』て呼び出したりしなかった?」 「あー確かに。なぜかメロディアスに呼んでいたわねー」 「へ?メロディアス?」 「なによ?何かおかしかった?」 「あばばば、私が妖怪メロディアス!!!」 「いーじゃない!メロディアスで。何?メロディアスって言わない?」 「(若干震えながら、かがみを指さし)よ、妖怪メロディアスだ―。」 「誰が妖怪よ!ほんとなんなのよ!! 『○○ちゃん遊ぼー』ってリズミカルに・・・・・あっ!!!・・リズミカルだ!!」 「あのさかがみww・・・発明家が発見した時と同じリアクションしていたけど、 すっごいしょぼいことだからね。なんならメロディアスの方が発明だから。」 「(うなだれて)ボケ方としてはね・・・」 「いつもはしっかりしているのに、ごく稀ににとんでもない 天然ボケを発揮するかがみ萌え―。」 「(赤面し、うつむきながら)う、う、るさい・・・」 いやーこれはみさきちから聞いた、パン工場の一件並みに衝撃的でしたよかがみ様。 普段正確なつっこみをするくせに、たまにつかさ並みのとんでもないボケを 発揮してくれるとは・・・、 ほんとかがみんは飽きないな―www そうして自室で私達はゲームしたり、本を読んだりと思い思いのことをしていた。 「かがみ―」 「ん―?」 「昨日、車運転していたら道路に軍手が落ちていてさ。その指先が右方向 指してるもんだから、左折するつもりがなんとなく右折しちゃったんだよね―。 いや―道を間違えて余計な時間を食うわ、スーパーで問屋買いしたアイスを 半分溶かすわホント困ったものでしたよ―」 ちなみに今かがみは、その時に生き残ったアイスを食べている。 「ちょっ何しているんだおまえ。そんな間違え方するかフツ―?」 「まさか私が!といった感じだったんだけどね―。まあやっちまったぜwww」 「(大きくため息を吐きつつ)はあ。ホントしっかりしなさいよ―。」 「いやいやこれこそかがみんが気をつけるべきだよ―。さっき リズミカルとメロディアスを間違えるマジボケを披露したばかりだしwww」 「(図星を突かれ赤面し)そ、それはあまり触れないでくれ・・・」 とまあ、たまに他愛もないおしゃべりをしたりと、まったりとした時間を過ごしていた。 かがみとこうやっておしゃべりをするのはすごく楽しい。 特に普段ツンツンしていて結構きついことを言うのに、 弄ったときの焦ったり赤らめたりする表情がかなり可愛くて正直飽きない。 またかがみは真面目で、誰よりも友達思いで面倒見が良いところがあって、 私がバカやって怒らせたとしても結局は許してしまう、とても優しい子だ。 だからこそ、そんな子と互いにいろんなことを話しながら、 まったりゆったりと過ごす時間をすごく愛おしく感じている。 しかし最近は、大学が違うこともあり機会は少なくなっている (2人とも実家住まいのままであるが)。 そんな現状の中、私はこのまま徐々にかがみとの今までのような付き合い が全く無くなってしまうのではないかとすごく不安に駆られるようになっていた。 だからこうして遊んだりしたことを思い出として残るものとする為に ナイトドライブの計画を立てた。 ―――――寝込みを襲い、拒否権を奪うこと前提であるが!!! そうして夜になり、連日の勉強やレポートの疲れと私が無理やり進めたアルコールにより、 先に眠ってしまったかがみを、お父さんの所有している車に起きないように静かに乗せて発車し、 東北自動車道久喜ICへと向かっていった。東北自動車道から首都高に入ったところで かがみが目覚めた為、現状を 「かがみんが意識を失っているところを、起こさないように車に乗せて、発車したんだよ~」 と掻い摘んだ内容を普段と同様の緊張感のないゆるい感じで説明したところ、 かがみが怒り狂っている今に至ったとのことである。 「で、どうして私を寝てる間に車に乗せて深夜のドライブに連れ出したか、 納得できるよう説明して貰いましょうか?こなたさん・・・・」 「なぜと問われれば・・・そこに車とかがみんがいたからさ!!!」 「そろそろ痛い目見るか?・・・」 青筋立てていて正直かなり怖い・・・。 でも特別な時間を一緒に過ごしたいからという本音を話すのは相当恥ずかしいので、 かがみをブチぎらせない程度に能書きと冗談で茶の濁すことにした。 「ふ、普通車免許も取ったことだし、練習を兼ねて一緒に横浜までドライブしようと 思い立ったわけなのだよかがみん!!」 「はあ?それだったら昼間でもいいじゃない。どうしてこんな深夜にしたのよ。 しかも横浜って。」 「いや~大学に入学しても男っ気の無いかがみ様の為に、夜デートの予習も兼ねようか と思ったのだよwww 是非とも参考にしてね~~~。」 「(赤面して)ふざけるな!よけいなお世話だ!」 「つーことで、朝が来るまで帰らせないよ~かがみん!今夜は眠らせないよwww」 だって好きなんだからしょうがないんだよ、かがみん。 「うるっさい!!!とにかく付き合う気はないから早く降ろせ―!!!」 「うわっあぶないよかがみん!150Km/hで飛び降りたら、死んじゃうよ!!」 「あんたがここまで追い詰めたのでしょうが!! てかスピード出しすぎよ―!」 かがみの叫び声が夜の首都高をこだました・・・・・ こうして私は怒り狂うかがみをなだめつつ、横浜を目指しみなとみらいICへと進んだ。 そしてみなとみらいICから下道に入り、山下公園付近で駐車して、山下公園を散歩していた。 みなとみらいICあたりから、目覚めてからずっと怒り狂っていたかがみ様が夜景に 見入っていたりと、静かになっていたので、気になって聞いてみた。 「おーい、かがみ~横浜についたよ~。さっきから静かにしているけど 少しは落ち着いたかな―?」 そう言ったところ、かがみから呆れ気味に、 女子(おなご)とは思えぬぐらいの厳めしい顔で物凄く睨まれた・・・。 そこでフォローの為 「それにしてもかがみって、すっぴんでもすごくかわいいよね~~ けど、結構表情崩れるからそれほどそうは見えないんだけどね~今もだけど!! むしろ凶暴www」 といったところ、それはフォローのつもりかと言わんとばかりの心底呆れた表情で 「そういう表情をいつもさせるのは何処の誰なのかしらね・・・ ちなみに今もだけど・・・・・。それと凶暴はよけいだ!!」 と返された。 う~むまずい。正直このままでは気まずい。どうにかして機嫌を直さなければ。 「(不機嫌に)で、こなた。なんで横浜まで来たの?」 事と次第によってはタダじゃおかない。といった感じだ。 「あのね、かがみん。横浜といえば代表的なデートスポットのひとつなのは分かるよね―。」 「そりゃ当然知ってるわよ、むしろあんたよりは知っているつもりだし。 現にさっきから何組ものカップルを見ているじゃないの。」 「はっはっは、かがみん!横浜はね、中華街があるのだよ!!」 「はい?」 「かがみんの娑婆っ気と底なしの胃袋を満たすのにこれほど最適なベストスポット は無いのだよ。」 これ以上に適した理由は無いと言わんとばかりに、うんと強くうなずいた。 「はぁ??なによそれ、娑婆っ気と底なしの胃袋ってどんだけ人のことを馬鹿にする気だ。 納得するどころか、よけい腹が立ってきたわよ!!」 「へ?腹が減ってきた?んも―かがみんたら食いしん坊さんなんだから。」 「ちがう!!腹が立ってきた!だ!! てか今12 30だぞ!この時間帯やっている店はあるのか?」 「そこは抜かりないよ―。ちゃんとかがみ様の為に、夜中2 00迄営業の脂肪燃焼に効果が ある香辛料をふんだんに使用した四川料理店を見つけてあるから、心配しなくていいよ!!ちゃんとおごるし」 「(若干表情が明るくなり、弾んだ声で)えっ、ホント?て、もうオーダーストップまで時間ないじゃないの。 急いでいくわよ!!」 「食べ物がからむと、とたんに元気になるんだからかがみは。ホントかわいいな~。」 「う、うるさい。これ以上からかうんだったら、今すぐ力ずくで自分ちまで戻るぞ。」 「うそうそ。点心の杏仁豆腐とお土産のゴマ団子までつけるから機嫌直してよかがみ~ん。」 「(ふうとため息をつき、"しょうがないな"といった表情で)はいはい、わかったわよ 早く行きましょ。」 「は~い」 ホントかがみは食べ物に弱いんだから~~wwwと心のなかでニヤニヤしながら、目的の 四川料理店を目指してゆくのであった。 料理そのものは本場仕込みなだけあって、香辛料(唐辛子&山椒)が強く効いており、 全身の毛穴が広がるだけでなく耳の調子もおかしくなるくらいの辛さであったが、 コクが結構あり、味がしっかりしていてすごくおいしかった。 そこで我らがかがみんは麺・麻婆豆腐・海鮮系炒め物・肉類・スープと各項目の 主要メニューを、Tシャツが軽く透けるくらい汗だくになりながらも舌鼓を打っていた (ちなみにデザートもタピオカ入りココナッツミルクをはじめ3種類ほど食していた・・・)。 あまりの食欲に忠実っぷりに、正直彼氏と一緒だったらドン引きされていただろうな~ かがみんと思いつつも、 敬意と感服の念をもってかがみが料理を食べている様子を眩しく眺めていた・・・。 食事が終わり、車を駐車したところへ戻りがてら、再び山下公園へ満腹でかつお土産の ゴマ団子を抱え、満足げな表情のかがみと一緒に散歩をしていた。 途中海沿い道を歩いていたところ、開いていたベンチがあったのでそこで休憩することにした。 「いや―、こんなカップル専用シートと言わんがばかりのベンチに座れるとは思いも よらなかったよかがみ」 「ほんとね。深夜だからあまり夜景が明るくはないけど、氷川丸やみなとみらい、 ベイブリッジが一望できるわね。 正直いってあんたとじゃなくて、彼氏を作って来たかったわ・・・。」 「そんなこと言って、ホントは十分楽しいんじゃなの~。このツンデレ~。 (指でかがみの頬を軽くつつく)」 「つつくな!!そんなことはないわよ。それとツンデレはやめろ!。」 「照れちゃってまあ~。ホントかがみんは可愛いんだから~。 でも店でのあの食べっぷりは、彼氏と一緒だったら正直ドン引かれていたと思うよ~。 食欲に忠実過ぎてリミットカットと称してベルトを緩めたり、若干ブラが透けるほど汗かいたりと あまりの男子体育学部生ばりの食べっぷりで、店を出てすぐバイバイされていたと思うよ。 だって私でさえも、かがみは法学部ではなく実際は体育学部じゃないかと思ったぐらいだもん。 (しみじみと)あれはほんとすごかった・・・」 「うるさい、うるさい。ジカクはしてるわよ。」 「(軽くかがみの肩を叩き)まあまあかがみん。これもリハーサルってことで、 本番失敗しなければいいんだから(ニヤニヤ)。」 「ほっとけ。」 こんなデートスポットで女2人、色気より食い気な話をしているのは私らぐらい だろうな―。ま、私たちらしくて、楽しいからいいけど。 「(思い出したかのように)あっ、それにしてもこなた。店の代金からお土産代まで払って もらって悪かったわね。今度、必ずこの埋め合わせをするから。」 「いいってかがみん。無理やりつきあわせたのは私の方なんだから。」 「無理やりつきあわされるのはいつものことでしょ?こういう貸し借りはちゃんと しないと駄目よ。今日は持ち合わせがないから無理だけど、後日必ず返すから。 いい?絶対よ。」 「うん、期待しているよかがみ。でも私としては、かがみが立派に弁護士になってから、 出世払いでも全然良かったんだけどな―。」 「何言っているのよ。弁護士を目指すなら、なおさらそういったことはきちっとしていない と駄目でしょ!・・・」 ほんとにかがみは真面目だな~。 「・・・本当にどうしたのよこなた。普段私が払うと言ったら、(こなたの声と仕草を真似て) 『分かったよかがみん。それじゃかがみの分の支払いヨロ~。いや~かがみんたくさん 食べるものだから、かがみ分だけで出費がかなりかさんでいたんだよ~。 助かった~~ww。』なんて言って喜ぶじゃない。正直言って変よ!」 本当に適切なご指摘ありがとうございます、かがみ様。 しかもわたくしのモノマネ付きで、恐縮であります。・・だからあなたのことが好き なんですよ。 まあ、かがみも怪しがっていることだし、そろそろドライブに連れてきた本当の理由 を説明しますかね~。 正直、相当恥ずかしいけど・・・。 「いや―かがみ様と一緒の時間をより濃密に過ごしたかったからだよ~。」 「おまえ・・まだそんなことを・・・。」 「ホントだよ。かがみと一緒にいる時間を印象に残るものにしたくて、連れてきたんだ。」 「え・・。」 「私、かがみと一緒にどうでもいいことを話して、笑いあっている時間がすごく 大好きなんだ。かがみってどんなものでも、ちゃんとどういったものか分かった上で 接してくれる。そんな優しさが好きなんだ。 またリアクション返してくれるときのかがみってふだんツンツンしているときと比べて、 表情が豊かで、そんなかがみがまた可愛くて、さらに付き合ってゆきたいと思わせるんだ。」 「そう・・・(ここでもツンデレを引き合いに出すか)。」 「けど卒業して以降、そんなかがみと付き合いが少なくなって正直寂しかった。 このまま今までのようなやりとりがなくなるんじゃないかって不安に感じていた。 だから今日会えたこと、すごく嬉しかったんだ。 でもそれだけじゃなく、不安を埋める思い出になることがしたくて。 それで無理やりだったけどドライブに誘ったんだ。 今更だけどごめん、かがみ・・無理やり連れてきちゃって。 あと今日の代金は気にしなくていいからね。」 ホントに恥ずかしい。顔だって真っ赤だ。 今すぐ冗談やバカ言ってうやむやにして、普段通り、前へ前へ退歩するみたいなゆるゆる な空気に戻したい。 でも関係がなくなる不安を埋めるためといった切実な理由の為に連れてきたんだよね・・。 ああ、自分でも矛盾していてわけわかんないや。 こんな私をかがみはどう思っているんだろうか?反応が怖い・・・。 「別にもう気にしていないわよ。・・・私もこなたと過ごすの、本当に楽しいんだから・・・。 あんたってホント馴れ馴れしくてうるさくて、中身はおっさんかというくらいセクハラ 発言が多いし、おまけに趣味は変わっている変な奴だけど・・・。」 ああ、かなり心当たりがありすぎます、かがみ様。かなり耳が痛いです。 正直良く思われてないな 「でも、普段から明るく元気で。型物で口うるさい私が相手でも、変わらずに距離を縮めて 気持ち良く接してくれる。そんなところがいつも嬉しかった。 今日だって最初はマジギレしていたけど、なんだかんだで踊らされているうちに 楽しくなってきたし。」 「だからさ、そんな不安に感じているのなら気軽に誘ってよ、別にコミケのときのように 即断ることはしないからさ。」 こういうデレ発言した時は、普段なら『デレ期突入!?』ってからかうところだけど、 胸一杯な気分になってして、返事ができない。 正直かがみから、ここまで思われていたとは考えていなかったから本当に嬉しい。 「ただ!必ず前もって言こと。正直困惑するから! あと今日の貸しは必ず返すから!!第一私たちって損得とかそんなんじゃないでしょ」 「・・・うん。わかった。ありがとう。」 「あのさかがみ、そろそろ帰らない。もう数分で朝になるし。 帰りは行きに通った横羽線ではなく、湾岸線で横浜ベイブリッジを渡ってかえろうよ・・」 「こ~なた!」 「え!」 かがみに急に呼びとめられ振り向いたところ、急に腕を組まれた。 その表情がすごく綺麗で、素敵で思わずドキッとしてしまった。 「か、かがみ様・・・これは一体なんでしょうか・・・・・」 「(いたずらそうな笑みを浮かべて)なにってデートの練習よ! あんたここに来る前に夜デートの練習だなんて言っていたじゃない。 でもこのままだとご飯食べて、散歩しておしまいになりそうだったから、 もっともデートらしいことをしただけよ。」 そう言ってかがみは悪戯な笑顔を浮かべ、腕を組んできた。 体が密着していて、顔も近く、すごくはずかしい。 「こなた、どうしたのよ。急に黙ってうつむいちゃって。 あ~わかった。あんたもしかして照れてんの?へ~。」 「うるさいな~、急にあんなことをしてきて、驚いただけだよ。」 「ふ~ん。(こなたの声真似で)普段人のことをおちょくって楽しんでいるくせに」 いざ自分がされると、かわいらしいリアクションをするこなた萌え~。」 「今のこなたすごくかわいかったわよ。それを男とのデートでやれば絶対うまくいくわよ~。 となると今回は私だけではなく、あんたにとっても夜デートの練習になったじゃない。 (ニヤニヤして)一石二鳥になってよかったわね~こ~な~たん。」 「ぐ・・。と、とにかくもう行くよかがみ。これ以上いても時間の無駄だし。」 「ちょ、こなた。いくら恥ずかしかったからって、急いでいくことないじゃない。」 くそう。弄られるポジションはかがみのはずなのに・・・ ドキドキしちゃってしょうがないよ。 かがみに弄られた恥ずかしさと悔しさから私は、早歩きで車を駐車しているところ まで急いで進んだ。 高速に再び乗り、行きとは逆のルートである湾岸線で進んでいった。 もう今まで感じていた不安はなく、気持ちはすごく晴れやかだ。 横浜ベイブリッジを走っていたところ、かがみは流れている遠い街の灯を眺めていた。 ―――――中華街で買ったゴマ団子が入った紙袋を抱えて・・。 「かがみ~。ゴマ団子の入った袋、後ろの座席に置けば~。別に食欲に忠実なかがみ じゃないんだから、食べたりしないしwww。」 (ごちん) 「おおう。別になぐることないじゃない~。」 「うるさい!あんたは一言よけいなのよ!!」 ううう、さっきの復讐としてちょっかいだしたら、げんこつを食らってしまった。 まあタイミングが悪かったし、殴られても文句はないかな・・・。 「ねえこなた。ほんとになんで横浜にしたの。私の娑婆っ気と食いっ気は無しで。」 「前に、ゆいねーさんとゆーちゃんと一緒に私が車運転して行ったことがあったんだよ。 昼間に来て、夜になるまで回っていたんだけどね。そこで見た夜景がとても綺麗で・・・ そんなところを一緒にいて楽しいかがみと来たいと思ってね。だから横浜にしたんだ。」 「そうなんだ。そうやって思って誘ってくれたならホント嬉しいわ。でも(ニヤッとして) まあ誰かさんのへたな悪だくみのお陰で、犯罪のようなドライブとなってしまったわけ だけどね。しかも深夜だからめぐるとこ、限られていたし。」 「うぐぅ・・・」 「でも今日のドライブ妙に楽しかったし、許してあげるわよ。」 「本当!あうーん。だから大好きだよかがみーん。・・・やっぱり素敵な御人だ。」 「ふふっ・・・」 ホント笑顔が素敵だよかがみん。一緒に来て楽しむことが出来て嬉しいよ。 「あのさ今度はちゃんと事前に伝えるからさ、また一緒にこようね。」 「そうね。うん、いいわよ。」 「もう朝日が昇って来たわね。結構綺麗なものね朝日も。」 「まあ私は徹ゲーで見慣れているけどねー。」 「またあんたは・・・日も昇ってきたことだし早く帰りましょ。」 「あのさかがみ、折角だからさ朝ごはんがてら、も少しどっかよってゆかない? ファーストフード以外で」 「こなた、ファーストフード以外でこんな早朝からやっているところとかあるの?」 「ちょっと遠回りになるけど、築地の場外市場なら朝5時頃からやっている店もあるよ。 海鮮丼からラーメン、洋食等あるみたいだね。」 「へえ、すごいわね。まあ一度来てみたいと思っていたし・・いいわよ。いきましょ。」 「こうして柊かがみの欲望番外地が再びスタートするのであった・・・。」 「うるさいわね、変なモノローグをいれるな。」 「それじゃあかがみ!!朝がきてもまだ帰らさないからね。」 「はいはい・・・。」 こうしてかがみとの妙に楽しいドライブは幕を閉じていった。 コメントフォーム 名前 コメント GJ!!(≧∀≦)b -- 名無しさん (2023-07-29 16 53 45) 余りB'zファンでない自分は流れ星の天然コントネタの方がハマりましたwww 妖怪メロディアスwww psメロディアスは音楽の用語でちゃんとあります -- 名無しさん (2010-12-16 05 08 58) 久しぶりにむか~しのB'zのアルバムを聴いたところ、 この曲が入っており、これでこなかが妄想したのが始まりです。 で、この曲と同展開のこなかがを見たいという欲求から 書いてしまいました( -_-) -- H5-912 (2010-11-24 07 57 29) テラB'zwww -- 名無しさん (2010-04-15 23 51 43) まさかのB'zとのコラボ… ファンな俺歓喜w GJ -- 稲葉 (2009-11-15 23 24 18) 投票ボタン(web拍手の感覚でご利用ください)
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Amazing Grace(The Chains are Gone)(後編) ◆Qpd0JbP8YI 「おはようございます」 Lはトレーラー内に据え付けられた簡易ベッドの上で横になっていた柊かがみが起きたのに気がつくと、 アレックスに向けたのと同様に朝の挨拶を告げた。 「ああ、おはよう。って、あんただれっ……!」 Lに挨拶を返しながら、身を起こそうとすると、途端に激痛が彼女を襲った。 「っつ~! って、痛い! 待って、本当に痛い!」 痛みに顔を歪めながら、痛む部分に手を宛がおうとするが何故か手が動かない。 不思議に思ってそこに目を向けてみると、手がガムテープで拘束されていた。 それに気がついた瞬間、怒りが彼女の内に湧き起こり、自分を苦しめる痛みを一時にしろ忘れさせた。 「ちょっと、あんた! これは一体何の真似よ!」 かがみは少し離れた所で椅子の上に膝を抱えて座り、のんびりと角砂糖を口にしているLを睨みつけた。 だけどLはそれには動じもせずに、クマの出来た両目でただ黙ってかがみの様子を窺っていた。 Lのその異様な姿に多少怯みはしたものの、生来の勝気さからか、彼女は負けじとLを睨み続けた。 その睨み合いに負けたというわけではないが、しばらくしてLがやっと口を開いた。 「私はLという者です。申し訳ありませんが、こちらで拘束させて頂きました」 「だから何でって訊いてんのよ!」 「あなたが殺し合いに乗っている可能性が高いからです」 「殺し合い? ……一体な……に……をっ!」 は~ん、こいつは一体何を言っているんだ、とかがみが目を細めたが その途中に頭の中にある映像が痛みと共にフラッシュバックした。 それは赤毛の少年が自分を庇って死ぬ姿であり、 桃色の髪をした精悍な女性を自らの手で突き刺した姿であった。 途端に言い知れぬ恐怖が彼女を支配する。 「ここ……? ここはどこよ! 何で私はここにいるのよ!」 「ここはトレーラー内です。あなたが地図でいうF-3で倒れていたところを……」 「そうじゃない! ここは一体どこ!?」 「……ここが正確にどこかというのは私にも分かりません。 私自身も気づかぬ内にプレシアさんにここに連れてこられてしまったので」 「プレシア?」 「一番最初に私たちが集められた場所を覚えていますか? そこで私たちに殺しあえと言っていた中年の女性の名前です」 Lの言葉と共に先程まで忘れていた記憶が沸々と色を付けて蘇ってくる。 だけど、それはあまりにも馴染みがない陰惨な光景だった。 自分はごく平凡な普通な女子高生であり、あんな事とは無関係なはずだ。 だから彼女は声を出して否定する。 「違う! 私じゃない! アレは私じゃない!」 確かな実感をもって刻まれた記憶から逃げるように首を左右に振って彼女は叫ぶ。 このゲームにおいては制限時間があるらしいデモンズスレートの効果は既に消え失せ、今は柊かがみ本来の姿を取り戻していた。 だけどそれは彼女にとって幸福とはなり得なかった。 何故ならデルタギアによって起こした凶行は、心優しい彼女と整合が取れるはずもなかったのだから。 「だって私は! 私は……!」 気がつけば、先程見せていた意思ある瞳も消え、今は焦点が定まらず絶えず揺れ動いていた。 どうやら彼女は錯乱しているようだ。 その結論に達したLはすぐさまかがみに声をかけた。 「落ち着いてください。私の名前はLです。あなたの名前は?」 「……な……まえ?」 「はい。あなたの名前です」 「なま……え……柊……かがみ」 「柊かがみさんですね。あなたは学生ですか?」 「学生……稜桜学園の三年生」 「なるほど。ご家族は?」 「か……ぞく? お父さんにお母さんに……姉のいのり、まつりに……妹のつかさ。家は神社を……」 「普段はどういった生活を?」 「生活? 普段の?」 「はい、そうです」 「朝起きて……妹のつかさと一緒に登校して……休みの日はゲームしたり、ラノベ読んだり、こなた達と遊んだりして……」 段々と言葉に意味が成してきて、彼女の精神も落ち着きを見せてきた。 その事にLは安堵しつつも、かがみの口からこのゲームの参加者名簿に記されていた名前が発せられていたのを聞き逃さなかった。 どうやら柊かがみ自体は普通の学生みたいだが、彼女の知り合いが多く参加させられていることからして 彼女のいた世界もしくは彼女の知人らがプレシアにとって何か意味のあるものだったのかもしれない。 その確認の為にもLは質問を続けていった。 「あなたのお友達の名前を教えていただけませんか?」 「こなたにみゆきに日下部、峰岸。こないだ転校してきた……」 途端に言いよどむかがみ。 それをLが訝しく見つめていると、いきなり彼女は叫び出した。 「そうだ! なのはが! なのはがあんなことを……!」 柊かがみは大切な友人の一人である高町なのはとこの殺し合いの地で無事に出会った。 そしてなのははエリオの死に責任を感じ、自分の生に諦観を感じていたかがみを優しく抱きしめて、彼女の不安や厭世を拭ってくれた。 そこまではいい。だけど、その後、高町なのはどうしたか。 友達であるはずのかがみを他人と切り捨て、彼女の感謝を、想いを侮辱したのだ。 そんな事をするために態々自分を生かしたのだろうか。 かがみが抱いた疑問は地獄のような苦痛をもって彼女を責め立てた。 あの時、なのはがいなければ、自分は死んでいた。 きっと誰にも迷惑をかけずに、誰も殺さずに済んだ……。 そうすればこんなにも苦しむ必要はなかった。 それを………… 「なのはのせいで!」 彼女の理不尽ともいえる怒りはデルタギアによって得た能力を無意識の内に呼び覚ました。 彼女の身体からはその内にあった感情を示すかのように電気が迸る。 その猛るような電撃は彼女を拘束をしていたガムテープを焼きちぎるだけにとどまらず Lの所までに届き、彼を椅子から転げ落とした。 手を床につけながらLは人間が電気を発するという現象を驚きをもって見つめる。 だけど、その見開かれた目を恐怖によるものと取った柊かがみは再び自己嫌悪に陥った。 「ちっ、違う! そんなつもりじゃ……そんな目で私を見ないで!」 自分に怯える人間、自分に向けられる恐怖の眼差し。 自分自身の呵責に苦しむ今の彼女にとって、それは到底耐えられるものではなかった。 そしてその場に居た堪れなくなった彼女は、Lの横を通り抜け、トレーラーの外へ猛然と駆け出していった。 その一連の様子を見届けるのが終わると、Lはゆっくりと立ち上がった。 幸いにも電撃により怪我を負うことのなかったLは、かがみの姿を思い出しながら一人呟いた。 「あれがデルタギアの力ですか。 ユーザーズガイドを読んで知ってはいましたが、やはり実際に目にすると驚きます。 発せられる電気の量も予想外でしたし、警戒が足りなかったのかもしれません。 ……しかしデルタギアによってかがみさんはあのような精神状態に陥ったのでしょうか? ガイドには闘争本能を活性化すると書いてありましたが……どちらにしろ迂闊な使用は避けた方がいいですね。 尤もこんな道具程度で私の意志が揺らぐとも思えませんが」 角砂糖を口にひょいと放り込みながら、かがみが出て行った扉を見つめる。 「なのは……恐らく高町なのはさんの事でしょうが、彼女との関係も気になるところですね。 とはいっても、かがみさんのような人と一緒にいるのは、あまり気の進むことではありません……が、あのままにしとくのは少し後味が悪い。 それに他の参加者の方々に迷惑をかけても何ですし…………」 もう一つ角砂糖を口の中に放り込み、Lは新たなパートナーの名前を呼ぶ。 「メタルゲラスさん」 その瞬間、Lが持っていた手鏡からモンスターが飛び出る。 それは2メートルを超える屈強な肉体をもったサイ型のミラーモンスター、メタルゲラス。 その身体には既に幾つかの戦闘を経験したのか、所々に裂傷が見られた。 「メタルゲラスさん、怪我をしているようですが、大丈夫ですか?」 モンスターは首を大きく縦に振り、いななく。 それを見て無事だと判断すると、Lは言葉を続けていった。 「あなたの前の持ち主である柊かがみさんを覚えていますか? そのかがみさんを捕まえて、私のところに連れてきてください。 まだそう遠くへは行ってないと思いますが、時間がかかるようでしたら、機動六課隊舎に来てください。 私はそこにいます。 あと彼女のことは勿論ですが、他の参加者の方々に攻撃を加えることは許しません。 以上ですが、分かりましたか?」 メタルゲラスは両の拳を胸の前でぶつけながら、何度も頷く。 「そうですか。それではメタルゲラスさん、早速お願いします」 メタルゲラスはLの声を聞き終えると、再び鏡の世界へと戻り、かがみの追跡を開始した。 【1日目 朝】 【現在地 F-3】 【柊かがみ@なの☆すた】 【状態】疲労(小)、肋骨数本骨折、全身打撲、強い自己嫌悪 【装備】なし 【道具】なし 【思考】 基本 ??? 1. 一人になりたい 【備考】 ※なの☆すた第一話からの参戦です ※デルタギアを装着したことにより、電気を放つ能力を得ました ※参加者名簿や地図、デイパッグの中身は一切確認していません ※一部の参加者やそれに関する知識が消されています。ただし、何かのきっかけで思い出すかもしれません ※錯乱に近い状態の為、怪我の痛み、身体の疲労を感じていません ※デルタギアによる凶行に強い後悔を感じています ※高町なのはのせいで自分が辛い目にあっていると思っています ※自分のせいで周りにいる人が傷つくと思っています ※Lが自分に恐怖していると思っています ※第一放送を聞き逃しました 【メタルゲラス@仮面ライダーリリカル龍騎】 【状態】幾つかの裂傷(戦闘には支障ありません) 【装備】なし 【道具】なし 【思考】 基本 猶予時間まではデッキの持ち主の言うことを聞く 1. かがみを連れてLの所に戻る 【備考】 ※Lからゲームの参加者に攻撃を加えるなと命令されています ※猶予時間が過ぎたら、どう動くかは分かりません メタルゲラスへの命令が終わると、Lはついでとばかりに外に出て、もう一体のパートナーに声をかけた。 「ベノスネーカーさん」 その声に反応し、出てきたのは全長10メートルを優に超える巨大なミラーモンスター、ベノスネーカー。 ベノスネーカーはLの前に躍り出ると、威嚇するようにシャーッとけたたましい声を上げた。 「ベノスネーカーさん。このトレーラーを川の向こうに運ぶのを手伝ってくれませんか?」 ベノスネーカーはLの命令を耳にすると、その巨大な顔をLの前に近づけ、 舌をちらつかせながら、猛禽のごとき鋭い目でLを睨んだ。 それと対峙させられるLは別に怯むわけでもなく、相変わらずの猫背のままベノスネーカーを見据えた。 そのまま睨み合いが続くこと数十秒。 やがて何かに納得したのか、ベノスネーカーはLが視線を外し、トレーラーと川を交互に見比べ始めた。 そして唐突にその巨体を川に沈ませ、幅広い背中を崩落した橋の部分に宛がった。 ベノスネーカーの意図を察したLは早速トレーラーのエンジンに火をつけ、 車体をゆっくりと橋とベノスネーカーの上に乗せ、慎重に向こう岸へと進めていった。 「ありがとうございます、ベノスネーカーさん」 危なげながらも、ようやく橋を渡り終えると、Lはベノスネーカーに礼を言いミラーワールドへと還した。 「しかし便利なものですね、ミラーモンスターとは」 トレーラーを運転しながら、Lは一人呟く。 鏡があればどこへにも行けて、その存在は人に知られることはない。 それは犯罪捜査のあらゆる面において、有効に活用出来そうだ。 尤も人間を餌にして活動するという点で、その存在は許されるものではない。 ミラーモンスターと人間とは決して友好的な関係を結べることはないだろう。 そしてそういった問題は、カードデッキを持つ今のLにも投げかけられていた。 だけど、Lはそれに対しては恐怖する事も頭を悩ませることもなかった。 何故なら既に幾つかの対応策を用意していたのだから。 その内の一つはメタルゲラスとベノスネーカーを争わせることだった。 幸いにも2体のミラーモンスターを保持しているのだから、それを利用しない手はない。 これならモンスターの共倒れを狙えるし、どちらかが勝ち残っても、決して万全とは言えない状態。 そこをザフィーラ、アレックスと叩けば、さしたる危険もない。 とは言っても、相手は腹が減ったらデッキの持ち主を襲うという、どちらかと言えば保身に長けた生物だ。 戦わない、共闘してこちらを襲ってくるという可能性もあるだろう。 その場合には幾らか危険性は増すが、一体のミラーモンスターを使って変身。 そうして三人で一体ずつ確実に倒していけばいい。 無論、これらを行うに当たって問題はある。 それはミラーモンスターを利用できる時間までにやらなければならないこと、 その時間までにザフィーラたちが確実に戻ってくるか分からないこと。 要するに時間的な余裕がほとんどないのだ。 一応は本来の猶予時間より2時間早い10時までにとザフィーラに告げたが不安は尽きない。 既にカードデッキが使われて猶予時間が減ってしまった可能性を考えれば当然だ。 最悪の場合には、L一人で2体のミラーモンスターと対峙しなければならなくなる。 尤もそれでもLは悲観したり、動揺したりすることはなかった。 ミラーモンスターはそれなりに力があるらしいが、ちゃんとした弱点もある。 それは鏡のように光を反射する物がなければ、ミラーワールドから決して外に出れないこと。 もし最悪に陥いったとしたら、大人しく鏡のない部屋で2人が帰ってくるのを待ってればいいのだ。 ミラーモンスターの旨はザフィーラにも伝えてある。 自分が外に迎えに行かなければ、自然と何があったかを察してくれるだろう。 そんな事を考えながら、トレーラーで南下していると、 アスファルトに寝そべる女性の姿がLの目に入った。 Lは慌てて手元に置いてあった首輪探知機を確認するが、依然と反応はない。 それによりLは一つの可能性を得るが、だからといって軽率な真似は出来ない。 Lはトレーラーを下り、手鏡を持ち、慎重に倒れている人間の下に歩み寄った。 そしてその身体の節々が溶け落ち、胸に空いた大きな穴を見て、Lはようやく確信する。 この人は死んでいる、と。 死体にあるのはピンク色の長き髪に溶解液に溶かされながらも僅かに残る面影。 それらからLはこの人物はヴォルケンリッターの一人、シグナムと当たりを付けた。 そして彼は辺りを見回し、念の為に首輪探知機で周りに誰もいないことを確認すると、 軍事基地から抜け目なく頂戴してきたサバイバルナイフをバッグから取り出した。 (どうやらあそこでザフィーラさんと別れて正解だったようですね) ギラリと銀色に光るナイフを両手に持ち、それをシグナムだったものにLは宛がう。 「シグナムさん、あなたの死は無駄にはしません」 そしてLはナイフに力を入れていった。 * * 「やはりナイフで首を落とすというのは難しいものですね。 何より不愉快で仕方がない。たまにこんな事をする犯罪者がいますが、気がしれませんね」 手についた血をハンカチで拭いながら、Lはぼやく。 そしてシグナムがつけていた首輪を手にとり、早速検めてみようとするが、 ふと足元にある首の離れたシグナムの死体がLの目に入った。 彼はしばしそれを見つめると、やがて何か思いついたようにトレーラーに戻った。 そして再びLがそこに戻ってきた時には、彼の手にはベッドに使われていたシーツがあった。 「これであなたにしたことが許されるとは思いませんが……」 本音を言えば、シグナムの死体をどこかに隠したいというのがLの気持ちだった。 ザフィーラたちはこんな瓦礫だらけのF-3ではなく、 怪我や疲労した人が逃げ込むような安全と思われる場所を探る確率が高いとはいえ、万が一のこともある。 首を切られたシグナムの死体をみれば、ザフィーラは怒りで激昂することだろう。 そしてそれがLの手によるものだと知られれば、折角築けたザフィーラとの関係も台無しになる。 だけど、Lにはそれが出来なかった。 手間がかかるというのも一つの理由だったが、 何よりもこれ以上シグナムの死を辱めることに抵抗を感じたのだ。 「やれやれ…………私はこんなに感傷的だったでしょうか……」 そう言い、Lはシグナムの上にゆっくりと、丁寧に真っ白なシーツをかぶせていった。 【1日目 朝】 【現在地 F-3 南側】 【L@L change the world after story】 【状態】健康 【装備】カードデッキ(王蛇)@仮面ライダーリリカル龍騎、サバイブ“烈火”のカード@仮面ライダーリリカル龍騎、手鏡@オリジナル 【道具】支給品一式×5、首輪探知機、ランダム支給品1~10個 、ガムテープ@オリジナル、サバイバルナイフ@オリジナル ラウズカード(ハートのJ、Q、K)@魔法少女リリカルなのは マスカレード 、デルタギア一式@魔法少女リリカルなのはマスカレード、 デルタギアケース@魔法少女リリカルなのはマスカレード、シグナムの首輪 【思考】 基本 プレシアの野望を阻止し、ゲームから帰還する。 ゲームに乗った相手は、説得が不可能ならば容赦しない。 1.機動六課隊舎でザフィーラ達を待ちながら、首輪の解析 2.メタルゲラスがかがみを連れてきたら、改めて拘束するなり、落ち着かせるなりして、尋問 3.10時までにザフィーラ達が来たら、ミラーモンスターを倒しにかかる。来なかったら、鏡のない部屋に引きこもる。 4.以上のことが終わったら、船を調べに、その後は駅を調べにいく 5.通信で誰かと連絡がついたら、その人と情報交換、味方であるなら合流 【備考】 ※第三話からの参戦です ※参加者の中には、平行世界から呼び出された者がいる事に気付きました ※盗聴の可能性に気付きました。 また、常時ではないにしろ、監視されている可能性もあると考えています ※クアットロは確実にゲームに乗っていると判断しています ※ザフィーラ以外の守護騎士、チンク、ディエチ、ルーテシア、ゼストは、ゲームに乗っている可能性があると判断しています ※黒の騎士団専用車両にあったのは、黒の騎士団専用トレーラー@コードギアス 反目のスバル でした ※首輪に何かしらの欠陥があると思っています ※アレックスからセフィロスが殺し合いに乗っているという話を聞きました ※ベノスネーカーとメタルゲラスは回復中です。餌を食べれば回復は早まります ※王蛇のカードデッキには、未契約カードがあと一枚入ってます ※王蛇のカードデッキには、サバイブ“烈火”のカードが入ってます 【手鏡@オリジナル】 黒の騎士団専用トレーラーにあった普通の手鏡です 【サバイバルナイフ@オリジナル】 軍事基地で見つけて持ってきた物です。 Back Amazing Grace(The Chains are Gone)(前編) 時系列順で読む Next Deathscythe 投下順で読む Next Deathscythe L Next 変わる運命(前編) ザフィーラ Next 変わる運命(前編) アレックス Next 変わる運命(前編) 柊かがみ Next 変わる運命(前編)
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◆jiPkKgmerY 氏が手がけた作品 話数 タイトル 登場人物 007 二人の兄と召喚士 ミリオンズ・ナイブズ、殺生丸、キャロ・ル・ルシエ 024 SWORD DANCER meet TYPOON アレクサンド・アンデルセン、ヴァッシュ・ザ・スタンピード 030 童子切丸は砕けない(前編)童子切丸は砕けない(後編) インテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシング、ギンガ・ナカジマ、殺生丸、ミリオンズ・ナイブズ、キャロ・ル・ルシエ、高町なのは(A s)、カレン・シュタットフェルト 037 クロノは大変な超人達を集めていきました 武蔵坊弁慶、アグモン、ヒビノ・ミライ、アーカード 049 光が紡ぐ物語 L、ザフィーラ、アレックス、柊かがみ 051 ちぎれたEndless Chain ミリオンズ・ナイブズ、高町なのは(A s)、カレン・シュタットフェルト、キース・レッド 055 それでも台風は微笑う。そして奔る アンジール・ヒューレー、アレクサンド・アンデルセン、ヴァッシュ・ザ・スタンピード 066 パンドラの箱は王の手に 八神はやて(StS)、キング、ヒビノ・ミライ、ヴィータ、天道総司、キャロ・ル・ルシエ 076 絶望の罪人~夜天の主~絶望の罪人~フタリボッチノセカイ~絶望の罪人~双翼~絶望の罪人~大災害、そして終わらない宴~ アーカード、セフィロス、八神はやて(A s)、アレクサンド・アンデルセン、ヴァッシュ・ザ・スタンピード、アンジール・ヒューレー、キース・レッド、フェイト・T・ハラオウン(StS) 161 E-5涙目ってレベルじゃねーぞ!! ~自重してはいけない・なのロワE-5激戦区~(前編)E-5涙目ってレベルじゃねーぞ!! ~自重してはいけない・なのロワE-5激戦区~(後編) キース・レッド、アレックス、天上院明日香、八神はやて(StS) 登場させたキャラ 3回 ミリオンズ・ナイブズ、キャロ・ル・ルシエ、アレクサンド・アンデルセン、ヴァッシュ・ザ・スタンピード、キース・レッド 2回 殺生丸、高町なのは(A s)、カレン・シュタットフェルト、ヒビノ・ミライ、アーカード、アンジール・ヒューレー、アレックス、八神はやて(StS) 1回 インテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシング、ギンガ・ナカジマ、武蔵坊弁慶、アグモン、L、ザフィーラ、柊かがみ、キング、ヴィータ、天道総司、 セフィロス、八神はやて(A s)、フェイト・T・ハラオウン(StS)、天上院明日香 コメント トライガンキャラの書鬼。 対主催涙目な展開を好んで書く、このロワきってのドS書き手 -- 名無しさん (2008-09-02 22 17 03) 言わずと知れた殺生丸対ナイブズの人。 ロワ序盤でありながら全く自重しない激戦は、多くの読み手のハートを熱く燃え上がらせた。 -- 名無しさん (2008-09-02 22 56 06) キャラ描写が困難なトライガンキャラを上手く書き上げてくれる書き手さん。 また『アーカード・ザ・パニッシャー』や『ゲッター蒼龍破』などネタにも富んでいる -- 名無しさん (2008-09-10 21 17 25) 名前 コメント
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【名前】ラッド・ルッソ 【出典】BACCANO バッカーノ! 【種族】人間 【性別】男性 【声優】藤原啓治(クレヨンしんちゃんの野原ひろし、鋼の錬金術師のマース・ヒューズ 、エウレカセブンのホランド) 【年齢】25 【外見】白いタキシード 【性格】 殺人狂。一歩間違うとキレキャラ。 『自分は絶対に死なない』と思っているヌルいやつを殺すことが最高に楽しいらしい。 考えなしに殺人を犯していたようでいて、実際はルッソ・ファミリーが処理できる範囲で実行していたので、意外と頭もいい。 【口調】「おいおいおいおいありえねぇだろ」 【特殊能力】身体能力、格闘センスは優秀。しかしあくまで一般人の領域を出ていない。頭もいい。 【備考】 叔父にルッソ・ファミリーのボスのプラチド・ルッソを持つマフィア崩れ。組織に力が無くなったのを見て、離反した。 フライング・プッシーフットを仲間とともに列車ジャックする。 バッカーノの中ではそれほど重要なキャラではない。が、人気は高い。 以下、アニメキャラ・バトルロワイヤル 2ndにおけるネタバレを含む + 開示する ラッド・ルッソの本ロワにおける動向 初登場話 038 ラッド・ルッソは大いに語り大いにバトルロワイヤルを楽しむ 死亡話 238 ディナータイムの時間だよ(食前) 登場話数 15話 スタンス マーダー(無差別)→対主催(主催者撃破) 現在状況 一日目の真夜中に死亡 キャラとの関係(最新話時点) キャラ名 関係 呼び方 解説 初遭遇話 高嶺清麿 仲間 キヨマロ 038 ラッド・ルッソは大いに語り大いにバトルロワイヤルを楽しむ ジン 仲間 ジン 071 誰かが死ぬのが怖いのか? ヨーコ 仲間 ヨーコ 071 誰かが死ぬのが怖いのか? 相羽シンヤ 敵対 ジャンパー野郎 殺害 114 ――――ありがとう 東方不敗 敵対 ジジィ いつか殺す 129 そして最後に立っていたのは唯一人 ロイド・アスプルンド 仲間 137 くずれゆく…… 衛宮士郎 仲間 エミヤ 感心→気持ち悪りぃ 137 くずれゆく…… 鴇羽舞衣 敵対 舞衣ちゃん 生きてたら殺す 137 くずれゆく…… イリヤスフィール・フォン・アインツベルン 友好 203:全竜交渉(後編) 菫川ねねね 友好 殺すつもりは無い 203:全竜交渉(後編) 明智健悟 友好 アケチ 殺すつもりは無い 203:全竜交渉(後編) 小早川ゆたか 不明 あまり興味は無い 211:The Incarnation of Devil(後編) Dボゥイ 敵対 生きてたら殺す 203:全竜交渉(後編) ギルガメッシュ 敵対 ギルちゃん 激しい殺意 231 BACCANO -前哨編- 結城奈緒 友好 ナオちゃん 231 BACCANO -前哨編- ヴァッシュ・ザ・スタンピード 敵対 ホウキ頭 231 BACCANO -集合編- 藤乃静留 その他 231 BACCANO -集合編- 柊かがみ その他→敵対 かがみちゃん 殺すつもりだったが、逆に殺される 236 PRINCESS WALTZ of 『Valkyrja』 (後編) 衝撃のアルベルト 敵対 238 ディナータイムの時間だよ(食前) 最終状態 【B-5】の路上にて、柊かがみに不死者の能力で食われて死亡。 遺体はかがみに吸収され、記憶や経験、知識はかがみのものとなった。 ※螺旋力覚醒 踏破地域 【A-8】→【A-6】南東道路付近→【C-7】北西部→【B-6】左の川沿い→【C-6】中央部→ 【C-7】消防署上空→【C-5】映画館→【D-6】総合病院→【C-5】映画館近く→【B-5】道端 1 2 3 4 5 6 7 8 A■■■■■□□□ B■■■■□□■■ C■■■■□□□■ D■■■■□■■■ E■■■■■■■■ F■■■■■■■■ G■■■■■■■■ H■■■■■■■■
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らきすたの黒井ななこを宣言している人。名称がひらがななのは本人がいつもそう宣言しているため。 基本的に平仮名で漢字交じりで宣言をしている。 同作品の主要キャラである柊かがみを宣言している時があるが、かなりレアなのでお目にかかれる機会は少ないだろう。 更に上と同じぐらい稀ではあるが阻止をしていたりすることも。こちらもレアなのでもし阻止されたらハッピーな1日になるかも知れない。 阻止の傾向としては無双出来るが本人曰く宣言から30分以上経ったものを阻止するとのこと。 理由はスルーされているのを見ると悲しくなるから、らしい。 やたらと古いネタを話すことも。 誤爆によりヲチ民であることが判明した。
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―――は場面転換。 ☆―――は視点転換となります。 ☆1【告白】 ☆2【邂逅】 ☆3【姉妹】 ☆4【風邪】 ☆5【返答】 ☆6【柊かがみ】 ☆7【紹介】 ☆8【幸福】 ☆9【異変】 ☆10【独占欲】 ☆11【分岐】 ※END1分岐選択肢有 ☆12【駄目】 ☆13【食卓】 ☆14【嘘】 ※シナリオ分岐選択肢有 ☆15【友達】 ☆16【未来】 ☆17【本心】 ☆18【贖罪】 ☆19【閃】 ☆20【告白】 ☆20【刃】 ※END2分岐選択肢有 (話数記述ミス。修正可能な方、修正を…) ☆21【忘却】 ☆TRUEEND【笑顔】 ☆END-AFTER【後悔】 男編(本編読了後推奨?) ★1【男】 ★2【変化】
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「いったい、俺に何を求めているんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!‥‥‥‥‥‥‥‥ふぅ、疲れた」 とりあえず、流れ的に叫んでみた。 ◆02GOODMe2.つまり俺はアーカードナルドの融合に巻き込まれたんだっけ? 「俺、書き手だしなんか考察でもするか」 青年考察中… まずはアーカードナルドがいつ生まれたのかだな、 アーカードナルドが誕生したのは11時……ではないな。俺が読んだSS内で確か… 『あまりの激しさに秋葉原は崩壊した。 そのうちアーカードとドナルドも崩壊した。 損壊して融解して豪快に宴会して爽快に卍解して老獪で痛快な妖怪になった。』 と書いてあったはずだ。この内容だと11時前にはアーカードナルドは誕生していることになる。 ちなみに順番的に一番上の行の所で俺が死亡確認だな。 次にこの化物がどう動くだな、 これは考察するまでもないなだって、【思考】の欄が 『マクドナルドのマクドナルドによるマクドナルドの為の闘争』 だったな。うん、確実にマーダーだな。 なら、どうやってこの化物を倒すのか? アーカードといえばパロロワ界でも最強クラスのチートマーダー(一部例外もあるが) ドナルドといえばもの凄いカリスマと知性を持った教祖 この二人が融合したら勝ち目ないな。 この二人の弱点といえば、 アーカードは心臓を狙えばいいんだっけ?ドナルドは予想外の事態に弱いはずだ。 ………いや、もしかしてこの化物、死んでも生き返るんじゃね。 そうだ、考えてみろ融合には俺が巻きこまれてるんだ。 俺は確か2回死んだはずだ。 1回目は秋葉原崩壊に巻き込まれて死亡確認。 2回目は何故か知らんがタケシと一緒に死亡確認。 けど、生きてるよな。これってアレだよな。 野 比 玉 子 症 候 群 でも、アーカードもドナルドもズガンキャラではないし、カオスロワでも重要なポジションだよな。 いや、もしかしたら、こんな事があるかもしれない。 『やったぁ、ついにアーカードナルドを倒したぞ!』 『うーん、ハンバーガー4個分だな、ヒューマン』 『何……だと……?』 うん、ありそうだな。 じゃあ、この化物の対抗馬はいるのか? 本命は聖杯戦争の参加者だな。 実力的には柊かがみ、イチロー、マーラ様、メタナイト、八意永琳、てつをら辺りだな。 確実にここに来ると思われるのは、柊かがみとてつをだな。 柊かがみは『コイツを食べればもっとパワーアップ出来る』とかいう理由で てつをは『おのれクライシスの怪人め!この俺が許さん!』とか言いそうだからな。 逆に絶対に来ないのはイチロー、メタナイト、八意永琳だな。 イチローのマスターは織田信長だ。出てくるのかどうかもわからない。 メタナイトと八意永琳はマスターの安全第一にしそうだからここには来ないな。 マーラ様はよく分からんから保留だな。 次点はクーガーとオプーナだな。 クーガーはもし女性がこの化物に襲われていたら確実に助けに来るだろうし。 オプーナは攻撃力だけ見れば参加者トップクラスだな銀座を壊滅させたからな。 大穴はまだ見ぬ参加者だな。 いきなり出てきても、『まぁ、カオスだしwww』とかいう理由でOKだからな。 アーカードナルドの考察はこれぐらいでいいか。 結論としては、どうなるかわからない。 ……ん、もしかしたら、アーカードナルドを俺が乗っ取ることができるかもしれない。 たしか俺が前に読んだロワで他の参加者に体を乗っ取られた参加者がいたな。 そういうことは可能か?答えはYESだ。 それは何故か、答え簡単、ここがカオスロワだからだ。 ただ、俺の精神力で大丈夫なのかな。 『なんとなく生きてんじゃないんですか? 迷ってんじゃないですか? イキイキしたい!簡単ですよ。 過去のことを思っちゃダメだよ。 何であんなことしたんだろ…って怒りに変わってくるから。 未来のことも思っちゃダメ。大丈夫かな、あはぁ~ん。 不安になってくるでしょ? ならば、一所懸命、一つの所に命を懸ける! そうだ!今ここを生きていけば、みんなイキイキするぞ!! 』 修造乙としか言えないな。 でも、体を乗っ取ったところで 「RANRAN―RUUUUUUUUHAHAHAHAHA!!!!!」 危険人物でしかないなorz 【1日目12時/日本・秋葉原】 【アーカードナルド@ヘルシングとかマクドナルドとかそこらへん】 【状態】吸血道化師 【装備】なし 【道具】なし 【思考】 1:マクドナルドのマクドナルドによるマクドナルドの為の闘争 ※アーカードナルドは◆02GOODMe2.が融合に巻き込まれたことに気づいていません。 【1日目12時/アーカードナルドの精神内】 【◆02GOODMe2.@書き手】 【状態】??? 【装備】 【思考】 1:だめだこりゃ ※アーカードナルドに◆02GOODMe2.の人格が出てくるかもしれませんが、可能性は低いです。 ※ある程度自我を取り戻しました。